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居心地 × 双方向 × 楽しく生きる

仕事の帰り道

とある日の仕事の帰り道、なぜだかふと頭に浮かんだ言葉 "居心地"
最近、読んでいる本の影響もあったような気もしますが、今回はこのテーマで少し書いてみたいと思います。

居心地の良さ

"居心地が良い" というのはどういうときに使いますか?

「この家は居心地が良い」

"場所" や "環境" と絡めて使われることは多いですよね。

「この人と居るのはなんだか居心地が良いな」

あとは、同じ時間を共にする自分以外の人と過ごす時間や空間を指して使われることも多い気がします。
ここでいう自分以外の人を、ここでは "仲間" としておきます。

まずは、この2つの視点で自分のこれまでと今を振り返ってみたいと思います。

- 場所・環境 -

居心地の良い場所・環境
  • 家庭
  • 職場
  • コミュニティ(PCN武生)
  • 所属するサッカーチーム(今立シニア、パトリアーレ)
  • 昔運営していたサッカーサークルSSSC
  • たまに参加する首都圏での勉強会
  • 就活関連のイベント(企業側)
居心地の悪い場所・環境
  • 家庭(家族の機嫌が悪いとき)
  • 職場(意味を見いだせない作業が溜まってきたとき)
  • 前の職場(毎日怒号がとびかっていた気がする)
  • あまり親しくない親戚の集まり
  • 満員電車

- 仲間 -

居心地が良く感じられる仲間
  • 否定から入らない人
  • 話を途中でさえぎらない人
  • 楽しもうとしているのが感じられる人
  • 目的のためにお互いを知ろうという意思が感じられる人
居心地が悪く感じられる仲間
  • 自分の考えがない人(言わない人)
  • 人の話を聞かずに話し続ける人
  • 「どうせ◯◯なんだから、、、」と必要以上に悲観的になる人
  • 「◯◯に言われたから仕方なく」とやたらと強調する人
  • イヤイヤ文句ばかり言っている人

居心地が良いとは?

2つの視点で思いつくままに挙げてみました。一部生理的なものも含まれていますが、書き出してみて "居心地が良い" と感じられる条件3点に気づきました。

  1. お互いに相手を気持ち良くしようと(or 気持ち悪くならないように)している仲間がいること
  2. 多少嫌だと感じても、自身の考え方をスケーリングさせることで、結果気持の良い範囲におさまっていること
  3. そこに存在意義が感じられること

1. お互いに相手を気持ち良くしようと(or 気持ち悪くならないように)している仲間がいること

"居心地の良い場所・環境"に挙げた、「コミュニティ」「現在所属するサッカーチーム」「昔運営していたサッカーサークル」「たまに参加する首都圏での勉強会」「就活関連のイベント(企業側)」は、なかなか短期的に長い時間をかけるのが難しいものですが、"目的""楽しみ" がシンプルで、同じ目的に向かってお互いのことを考えたものになりやすいように思います。それに集まったメンバーも、それが好きで集まっているので、気持ちも前のめりになっており、その結果 居心地が良く感じられる仲間 になりやすいのだと思います。

一方で「家庭」「職場」は、短期的にみても長い時間を過ごすことが多いため、良い面、悪い面の両方の側面がでてくるのかなと思います。
比較的長い時間を過ごすということは、タイミングや状況による "目的""楽しみ" の変化を感じる機会も増えます。自分の状況次第では、その変化に対して、自分自身をコントロールすることで精一杯になってしまうことも多々あると思います。余裕がなくなり、思い通りにならないと、それが 居心地の悪さ にもつながるのかもしれません。

2. 多少嫌だと感じても、自身の考え方をスケーリングさせることで、結果気持の良い範囲におさまっていること

「家庭」「職場」での変化の過程にもレベルがあります。普段の感覚で見たときに少し嫌だなと思うことも、実は 考え方やモノの見方をうまくスケーリングする ことで、気持ちの良い範囲におさめることができるものだと最近よく思います。

こういった考え方のスケーリングをストレスなくできるようになってくると、 "変化を楽しむ" という形で、居心地の悪さから一転、居心地の良さに変えてしまうことさえできてしまうようにも思います。

私の場合、どちらかというと安定した同じ状況よりも、多少辛くても変化を楽しむ志向が強いので、視点を広く持ち、考え方を幅広く柔軟にスケーリングできたら、さらに人生を楽しめるんじゃないかとさえ思っています。

3. そこに存在意義が感じられること

「家庭」でも「職場」でも「コミュニティ」でも、"そこに自分が居る意味があるんだ""そこに居ていいんだ"という存在意義のようなものが感じられているかどうかは重要だと思います。

20代の頃、人から認めてもらうための努力がとにかく大切で 存在意義 も、ある意味自分で勝ち取るものだと思っていました。 今思うと、当時は認めてもらうための努力といっても、 一般的な常識を元に、理詰めで自分を理解してもらう努力 の色が濃かったように思います。周りには、いろいろな仲間がいたはずなのに、仲間の常識や感覚を重んじる感覚が正直薄かった。

30代も後半の今、よく考えるのは 自分だけではなく仲間みんなが存在意義を感じることができる ために何が必要なのか。ここが見えてくると、楽しみも今の何倍にも膨らむのではないかと思っています。

ただ一方通行ではなく、"双方向" を大切にする。これがこれからの近い将来のテーマになっていきそうです。

どうして"居心地"について考えようと思ったのか

ここまで考えを書き出してみて整理していく中で、ようやく根本が少し見えてきたような気がします。

"居心地"というキーワードについて考えようと思ったのは、おそらく、 "環境" も "仲間" もひっくるめて、居心地が良く感じられる中で、これから先もっと楽しく生きていきたい と深いところで思っているから。

仕事や家族、コミュニティを通して、さまざまな経験をさせてもらい、本当に正直ありがたい!と感じるところが多いです。強くやりたいと思う方向性と、あまりやりたくないと思う方向性がだんだんと見えてきている気もします。ただ、それは 実際に自分で決めて動いてみた経験なしには絶対に見えてこないもの だと改めて思います。

実現したいことや方向性も5年後には、また大きく変わっているかもしれません。
ただ、今が未来につながっているのは確かなことで、達成したい先のことは見据えつつ、それ以上に そこまでの過程も存分に楽しむ ことが、本当に重要なことなんじゃないかなと思います。

今後さらに、全力で一緒に楽しめる人たちとめぐり逢い、眠るのも忘れて共に何かに没頭するような生き方をしていけるといいなと思います。